アウトドアブームで特にキャンプに興味がある人が増えています。なかでもソロキャンプに興味がある人が多いのではないでしょうか?
ファミリーキャンプやグループキャンプは経験ありましたが、今年になって私も念願のソロキャンプデビューを果たしました。
全くの初めてでソロキャンプはハードルが高いように思えますが、しっかりした準備をすることで、初心者でもソロキャンプを楽しむことは出来ます。
今回ソロキャンプデビューに向けて自分がした経験や準備をご紹介致します。
・ソロキャンプに興味がある人
・アウトドアに興味がある人
・キャンプに挑戦したい人
ソロキャンプの始め方
キャンプ場選びはどうやって選ぶ?
キャンプに行こうと思ってまず初めにしなけらばならないのがキャンプ場選びです。キャンプ場がなければキャンプに行くこともできません。
キャンプ場には有料キャンプ場や無料キャンプ場があり、それぞれ特徴があります。
キャンプ場選びはソロキャンプ成功に大きく関係するので慎重に選ぶ必要があります。ロケーションや設備、交通などを考えて自分にあったキャンプ場を選びましょう!
・事前予約(当日可)が必要なキャンプ場が多い。
・管理者がいるので、サイト内がキレイ。
・水回りがキレイに清掃されて使いやすい。
・キャンプ場によってはゴミを回収してくれる。
・売店などで物品の販売があったりする。
・レンタル用品があったりする。
有料キャンプ場は管理されているだけあって、キャンプ場内がキレイで使いやすいことが多いです。また常駐ではないですが管理人がいるのは安心感があります。
アウトドア初心者の方が初めてのソロキャンプに行く場合は、まずは有料キャンプ場で経験やキャンプの雰囲気を体験してみることをおすすめします。
・事前予約は不要だが、利用時には使用許可の申し込みが必要の場合がある。
・チェックインやチェックアウトの時間の縛りがない。
・管理が行き届いていないこともあるので、トイレや炊事場が汚れていることが多い。
・マナー違反者がいたりして、サイト内が汚い場合がある。
事前予約不要で思い立ったその日に行って、無料で利用することができるのは魅力的です。しかし管理が行き届いていない場合が多いので、水回りが汚れていたり、サイト内が荒れていたりすることがあります。
無料で誰でも使える一方、悲しいことにマナーの悪いキャンパーもいます。皆で楽しめるよう最低限のルールを守りましょう。
キャンプ場への移動手段は?
出発地点からキャンプ場までの交通手段と移動距離もキャンプを楽しむためには重要になってきます。キャンプ場に行くには自動車やバイク、電車やバスなのさまざまな移動手段があります。
移動手段によって装備できる荷物にも制限が出来てしまいます。移動手段もキャンプ場選びの参考にしましょう。
自動車
移動手段の中で一番荷物を運べて、時間にとらわれないのが自動車です。一番楽で便利だと思われがちですが、自動車にも注意しなければならない点があります。
まずはキャンプ場までの道のりです。キャンプ場によっては山の奥にあったりして、そこまでの道路が細く狭かったりと運転がしづらかったりすることがあります。
事前にしっかり道を調べて運転しやすいかを確認しておきましょう。
次は駐車場です。オートサイトの用にテントに横付けで駐車できれば便利ですが、サイト内は車輌進入禁止で駐車場に止めなければならないキャンプ場もあります。
荷物の積み降ろしの場合はサイト近くに停車できるところもありますが、駐車場とテントサイトが離れていたりすると大変になります。
車だからと安心してたくさんの荷物を持って行っても、駐車場からテントまで自分で運ばなければならなくなってしまいます。
自動車の場合は、横付け可能か?、駐車場が近いか?など調べておきましょう。
バイク
バイクは自動車と違い、運べる荷物に制限が出来てしまいます。そのため持って行く荷物を本当に必要かどうか厳選する必要があります。
テント、食料、熱源、テーブル、椅子とこれだけでも結構な荷物になってしまいます。
荷物の個数も大切ですが、軽量・コンパクトということも大切になってきます。大荷物を積んだバイクはバランスを取るのも大変ですので十分注意が必要です。
ツーリングキャンプは何度か経験を積んでキャンプに慣れてから行くことをおすすめします。
公共交通機関
電車やバスといった公共交通機関での移動は、始めのうちはおすすめしません。駅やバス停などからキャンプ場への徒歩での移動は大荷物を持っての移動で大変です。
行きは元気があると思いますが、帰りはテントの撤収や後片付けなど慣れないうちは大変な作業が多いので非常に疲れた状態での移動になります。
大荷物を持ってフラフラした状態での山道の移動は大変危険です。バイク同様何度か経験を積んでキャンプに慣れてから公共交通機関での移動をおすすめします。
その他注意することは?
キャンプ場を選ぶ際にはキャンプ場の特徴や距離以外にも注意しなけらばならないことがあります。命にも関わることもありますのでしっかり確認しましょう。
キャンプ場の危険度
キャンプ場によって、さまざまな危険が存在します。たとえば、山キャンプの場合は熊が出没したり、マムシなど蛇が出たりします。川キャンプなら増水で川の水位が急に上がったりということもあります。
キャンプ場選びの際は参考にして、それにあった装備や対策を準備して危険をしっかりと意識しましょう。
キャンプ場の携帯電波状況
キャンプ場によっては携帯電波が圏外の場合があります。キャンプ経験があまりない場合、万が一の時にパニックになったりする可能性もあります。
緊急時の連絡手段ですのでアウトドアに慣れるまでは携帯電話が繋がるキャンプ場を選ぶようにしましょう。
キャンプ場の朝晩の平均気温
平地に比べ、キャンプ場は標高差によって気温がかなり違います。日中暑いから大丈夫と思っても日が沈むと急に冷えてしまうということがよくあります。
体調を崩してしまうだけではなく、最悪の場合は命に関わることにもなりえます。キャンプ場に行く際は、その周辺の平均気温などをしっかりと調べて装備を整えましょう。
キャンプ場の禁止事項の確認
キャンプ場にはそれぞれ禁止事項があります。例えば直火での焚き火を禁止されていたり、車両の乗り入れを禁止されていたり、ゴミは持ち帰るなどさまざまあります。
事前にしっかりキャンプ場のルールを確認して、皆が平等に気持ちよく使うためにも最低限のルールは守り、キャンプを楽しみましょう。
初めてのソロキャンプで必要な道具は?
初めてのソロキャンプで何を持って行けば良いのか悩みますよね。私もあれもこれもと色々と持参しましたが、ほとんどが使うことなく余計な荷物を持って行ってしまいました。
そこで学んだのはある程度目的を決めて道具を厳選するということです。初めてのソロキャンプに最低これだけあれば大丈夫という道具をご紹介します。
1.テント
これは言うまでもなく必須ですよね。またテントにもドームタイプ・ワンタッチタイプ・ワンポールタイプ・ソロベースタイプなど色々種類があります。自分のキャンプスタイルがどういうイメージかを考え、それにあったテントを選びましょう。
ドームタイプ
テントと言ってまず皆さんがイメージするくらいもっともポピュラーな形のテントです。メインポールなどをクロスに設置してインナー部分を立ち上がらせるタイプのテントです。
ひと昔のテントに比べて最近のドームタイプは1人でも簡単に設営しやすいテントが増えています。私も購入時に悩みましたが、まずはオーソドックスなドームタイプを経験しようと思いドームタイプを購入しました。
ワンタッチタイプ
テント設営に自信がない方におすすめのワンタッチ式のテントです。色々ありますが、傘を開く要領でフレームを引っ張るタイプや紐を引っ張るだけでテントの形ができるものまであります。
設営や撤収に時間を取られたくない方にはおすすめです。しかし部分的に破損(例えばポールの一部が折れたなど)した場合に修繕ができない場合があるので、故障=買い替えにことがあるので注意しましょう。
ワンポールタイプ
見た目可愛らしい三角錐の形のテントです。テント中心を1本のポールで支えるだけの簡単なタイプのテントになります。見た目可愛く女性一人でも簡単に設営できるので人気のテントです。
ちなみに私のファミリーキャンプ用のテントはワンポールテントです。
ソロベースタイプ
野営感溢れる見た目かっこいい人気のテントです。最近では女性の方も多く使われているのを見かけます。設営も両サイドにポールを立ててテントを引っ張るように設営するタイプで簡単で人気のテントです。
林間サイトなどサバイバル感があるキャンプ場などでは非常にかっこいいテントです。
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2.シュラフ(寝袋)
意外に忘れがちになるのがシュラフです。山のキャンプ場などは標高が高かったりすると夏場でも肌寒く感じることがあります。せっかくのキャンプで体調を崩したりすると楽しめなくなります。
忘れずに準備しましょう。またシュラフには使用する環境の適正温度がありますので購入時には気をつけましょう。
3.ミニテーブル&椅子
地べたスタイルやお座敷スタイルで必要ないと言われる方もいますが、ちょっと飲み物を置くなどあった方が断然便利です。
また椅子などはハイスタイルやロースタイルなどさまざまな椅子があります。まず自分が一番ゆっくりできる位置を考えてスタイルを決めましょう。
4.熱源(焚き火台・バーナー・アルコールストーブなど)
調理をするのに必要になるのが熱源です。熱源がなければカップラーメンのお湯すら沸かすことができません。
焚き火台コンロ、シングルバーナー、アルコールストーブなどさまざまな熱源がありますので最低でも1つは準備をしましょう。
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6.ランタン
キャンプ場など自然の中での夜間は想像以上に真っ暗です。自分の手元さえ見えづらくなります。またトイレなど行く際にも真っ暗な夜道を歩くことになりますのでランタンが必要になります。
乾電池や充電式のLEDライトやオイルランタンなど種類も豊富です。自分にあったタイプなどお気に入りのランタンを準備しましょう。
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7.クーラーボックス
食料や飲み物を保冷するのに必要になります。季節によっては食材が痛んで、食中毒の原因になる可能性があります。
すぐ食べるし必要ないと思う方もいらっしゃいますが、翌朝まで食材を保存するためにもクーラーボックスは準備した方が良いです。
ソロキャンプを楽しむおすすめキャンプ道具
ソロキャンプには必須というわけではありませんが、ソロキャンプを楽しむためにあれば良いアイテムも多くあります。その中でも私がおすすめするアイテムを4つご紹介します。
タープ
タープは日よけだけではなく、朝露からテントや荷物を守る役割があります。朝起きて外に置いていた椅子が濡れて座れないということもあり得ます。
また撤収の時にテントや荷物が濡れていると拭きながら片付けることには1人では大変な作業になってしまいます。必須ではないですがタープがあると便利です。
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焚き火セット
キャンプといえば焚き火をする人が多いのではないでしょうか。調理用の熱源になるだけではなく、暖をとったり、揺らめく炎を眺めて癒されたりと人気です。
簡単に焚き火といっても焚き火台だけあれば大丈夫思う方もいるかもしれませんが、そのほかにも焚き火を楽しむためのアイテムはたくさんあります。焚き火台のほかに、焚き火シート、火吹き棒、火消し壺は必ず準備しましょう。
キャンプの醍醐味であるバーベキューや焚き火に欠かせないのが、火起こしです。 初心者はもちろん、慣れている人でも風が強かったり天候によっては苦戦する作業ではないでしょうか。 私もファミリーキャンプでなかなか[…]
ナイフ
ホームセンターやキャンプ場で販売されている薪は太く、ソロキャンプ用の焚き火台など小型の焚き火台では使いづらいことがよくあります。
その際にバトニングするのにナイフがあると便利です。そのほかにもフェザースティックを作ったりとブッシュクラフトを楽しむことができます。
コット
キャンプにおいて睡眠は大事です。地面が固い、銀マットの音が気になるなど睡眠の妨げになる要素があります。
そこで人気なのがキャンプ用の簡易ベットのコットが便利です。折りたたみ式や組み立て式があり、コンパクトに持ち運べる便利なアイテムです。
まとめ
ソロキャンプはグループキャンプやファミリーキャンプと違い、1人の時間を心ゆくまで楽しめるのが1番の魅力です。ご飯を食べたい時に食べて、寝たい時に寝ることができます。
最近では性別関係なく1人を楽しむソロキャンパーが増えています。計画や事前準備をしっかりすればアウトドア初心者でも十分楽しむことができます。
しっかりとした準備をしてあなたもソロキャンプデビューを果たしてみてはいかがでしょうか?