キャンプに必要な道具として必ず必要な道具のひとつにランタンがあります。
ランタンにはいろいろな燃料の種類があることを知っていますか?
燃料によって明るさや使いやすさが違うため、購入する前にしっかりと違いを知る必要があります。
特に初心者キャンパーや子供連れのファミリーキャンパーの方はランタンの特徴や選び方を理解して、使いやすい自分にあったランタンを見つけましょう。
ランタンの種類
キャンプで使用されるランタンには大きく分けて3つの種類があります。
ガソリンや灯油を使用する「オイルランタン」。
ガスを使用する「ガスランタン」。
電池や充電の電力で使用する「LEDランタン」の3種類あります。
それぞれに特徴があり、明るさや使いやすさ等も違いますが、初心者の方や子供連れの方には「LEDランタン」をおすすめします。
オイルランタンの特徴
オイルランタンは別名ハリケーンランタンとも呼ばれるほど風や寒さに強く、アンティークでおしゃれなデザインが多いのです。
オイルランタンには、ポンピングによって圧力をかけ、ガス化した燃料に着火する「加圧式」と、燃料を芯で吸い上げて、それに火を灯す「非加圧式」があります。
キャンプ初心者にはこの「非加圧式」が取り入れやすくおすすめです。
オイルランタンの燃料は燃料は主に「ホワイトガソリン」「白灯油」「パラフィンオイル」「アルコール」です。
よく使われている灯油は燃料費が圧倒的に安いのもが魅力です。
周囲を照らす暖色系の炎が揺れたりと穏やかな雰囲気を作り、ゆったりとリラックスすることができるでしょう。
オイルランタンの燃焼時間はおよそ7~10時間ほどです。
継ぎ足しが可能なので、予備のオイルを準備しておくと万が一の場合でも安心です。
ランタンを倒してしまうとオイルが漏れてしまうため置き場所には十分注意し、一酸化炭素中毒による事故を防ぐため換気に気をつけて長時間の室内での使用は控えましょう。
ガスランタンの特徴
ガスランタンはランタンに「ガス缶」をセットし、「マントル」という袋状の布で明かりを拡散するタイプと「マントル」を使わずにキャンドルのように炎で明かりを灯すタイプがあります。
マントルを使わないタイプの方が比較的初心者の方でも扱いやすいですが、取り扱いには十分注意が必要です。
マントルを使用する大型のものはオイルランタンにもひけをとらない明るさです。
アンティークデザインが多くおしゃれにキャンプを楽しめるため、女性キャンパーを中心に人気があります。
ガスランタンの燃焼時間は使用するガス缶のサイズによって変わりますが、およそ5時間ほどの製品が多いです。
一晩中使い続けるのであれば予備のガス缶を準備することをおすすめします。
ガスを使って火をつけるため、オイルランタン同様に置き場所には注意し、一酸化炭素中毒による事故を防ぐため換気に気をつけて長時間の室内での使用は控えましょう。
LEDランタンの特徴
LEDランタンは「電池式」と「充電式」の2つのタイプがあり、初心者には一番扱いやすくおすすめのランタンです。
オイルやガスを使わないためとても安全で、ボタン1つで点灯できるため使いやすさも抜群です。
室内で使用することができるため、置く場所にも困らず、小さい子供がいる家族でも安心して使用できます。
デザインや明かりはオイルランタンやガスランタンには劣りますが、光り方を切り替えられるものもあり、LEDランタンでも十分満足できる雰囲気を作れます。
明るさを調整すれば24時間以上灯し続けることができる製品も多くあります。
製品によってスマホの充電が可能である点もLEDランタンならではの性能です。
キャンプでは充電できる場所が限られていますので、LEDランタンをモバイルバッテリー代わりに使用することもできます。
またモバイルバッテリーからの給電ができるものであれば充電し忘れてしまっても一晩中照らし続けることが可能です。
ファミリーキャンプの場合、テントに一つ、タープ内に一つ、夜道の歩行用に合計で2~3個準備することをおすすめします。
室外で使う場合にはガスランタンやオイルランタンでも良いですが、テント内で使用するものは必ずLEDランタンにしましょう。
ガスランタンやオイルランタンを室内で使うと一酸化炭素中毒の恐れや誤って倒してしまった際に、オイルやガスが漏れてしまう場合があります。
また、調理場などが作られている場合には、必ずその場所にランタンを用意することをおすすめします。
火や包丁の使用は必ずライトで照らされた元で行うようにしましょう。
ランタンの選び方
ランタンの種類を選んだ後にも、各種類ごとに製品がたくさんありますので明るさ、点灯時間、重さ/大きさの大きく分けて3つのポイントを確認するようにしましょう。
ランタンの選び方 ①明るさ
一番重要なのはどれだけ明るさでしょう。
ランタンの明るさはルーメン(lm)という単位で表されることが多いです。ちなみに1ルーメンは1m先のローソクの光を手元で確認できる明るさのことです。
ファミリーキャンプの場合は600ルーメンあれば十分なので、600ルーメン以上をメインランタンにしましょう。
室内用のランタンであれば300ルーメンほどあれば十分でしょう。
ランタンの選び方 ②点灯時間
キャンプで使用する際は点灯時間の長さもポイントになります。
LEDランタンは比較的に点灯時間が長く、充電をしたり、電池を持っていれば特に問題はありません。
ガスランタンやオイルランタンの場合、ガスやオイルを買える場所も限られているため製品ごとの点灯時間の長さが重要になります。
一晩でどれだけの燃料を消費するかなど購入前に確認しましょう。
ランタンの選び方 ③重さ/大きさ
外で使用するメインランタンでも室内で使用するサブランタンでもキャンプの際には様々な場所に移動させたり引っ掛けたりと持ち運ぶことが多くあります。
LEDランタンであれば比較的に軽くて小さいものが多いのですが、オイルランタンなどはサイズ的にも大きくなります。
どれほどの大きさであれば持ち運びできるのか、テーブルに置けるサイズなのかをしっかりと判断してください。
ファミリーキャンプにおすすめのランタン
初めてのファミリーキャンプにおすすめのランタンを5つご紹介します。
Coleman クアッドパネルランタン
4つの発光パネルが取り外し可能で、用途に合わせて使い分けができます。本体をテントに残したままパネルを取り外してトイレに行くまでの懐中電灯代わりに使えて便利です。
またUSBポート付きでモバイルバッテリーとしてスマホなどの充電ができるので、キャンプだけに限らず災害時の非常用としても使えそうです。
●明るさ : 最大800ルーメン
●点灯時間 : 最大400時間
●重量 : 約1.2kg
電柱が倒れるなんて。Coleman パネルランタン オススメです。 pic.twitter.com/AlHKgmbixv
— Rinon (@rinon_non07) September 4, 2018
Lighting EVER LEDランタン
●明るさ : 最大1000ルーメン
●点灯時間 : 最大25時間
●重量 : 約408g
GENTOS LEDランタン
見た目もオイルランタンに似た最大1300ルーメンのハイパワーのLEDランタンです。
●明るさ : 最大1300ルーメン
●点灯時間 : 最大350時間
●重量 : 約1.22kg
自宅の部屋の中にいることを忘れるほどのロマン。
LEDランタンはもう一つ明るいやつを買ってあるのでこちらはサブランタン。
しまりんごっこを楽しんでいる私はもちろんジェントスです←
これ外でやった日にはもう…アガりすぎてテント壊れるのではないだろうか←
(病気) pic.twitter.com/ZkGkrej9qj— みちか (@michicaaaaaaa) August 9, 2020
CAPTAIN STAG オイルランタン
白灯油、パラフィンオイルを燃料とするオイルランタン です。温かみのある炎の明るさでキャンプサイトを照らします。
芯に着火するだけの手軽さで、リングを回すだけの簡単火力調整なので初心者にも扱いやすいです。
●点灯時間 : 約20時間(燃焼条件で異なります)
●重量 : 約490g
https://twitter.com/muroka_/status/1277627605324197890
Coleman 2500ノーススター LPガスランタン
コールマンのガスランタンです。マントル仕様ですがクリップで止められるようになっており、初心者でも比較的扱いやすくなっています。
オイルランタンに引けをとらない光量でサイト内全体をテラスには十分です。
●明るさ : 最大1543ルーメン
●燃焼時間 : 約4〜8時間(470g缶使用時)
●重量 : 約1.3kg
https://twitter.com/Kzx97019885/status/1290999009662836737
まとめ
初めてのファミリーキャンプにはやはり安全で使いやすいLEDランタンがおすすめです。子供でも扱いやすく、事故も起きません。
LEDランタンでは火の揺らめきを楽しめないのでキャンプの雰囲気が出ないと思うかも知れません。
その場合は焚き火をすることで、炎の揺らめきや音を楽しむことで、十分にキャンプの雰囲気を楽しめます。
ファミリーキャンプで子供と一緒の場合はやはり安全第一が一番です。
キャンプの回数重ねて、自信と余裕が出来てからオイルランタン やガスランタンで楽しみましょう。
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