キャンプ好きの人なら誰もが憧れるのが「冬キャンプ」ではないでしょうか?
でもやっぱりハードルが高く感じてしまいます。
「冬キャンプって本当にいいの?」、「初心者には無理でしょ?」と思う方も多いと思います。
冬キャンプに興味はあるけどまだ挑戦できていない人も多いでしょう。
・キャンプ初心者の人
・冬キャンプに興味がある人
・冬キャンプにチャレンジしたい人
今回は冬キャンプならではの魅力や注意点を紹介していきたいと思います。
冬キャンプの魅力
【冬キャンプの魅力①】静かな自然
冬のキャンプ場は夏のキャンプ場と違い、人も少なく場所によっては貸し切り状態になることもあります。
人が少なければ周りの目を気にせず冬の自然を感じ、いつものキャンプとは違った静かなひと時を味わえます。
【冬キャンプの魅力②】星空
冬は空気が澄んでいるため、満点の星空がより一層綺麗に見えます!
静かなキャンプ場で満点の星空を独り占めするのも冬キャンプならではです。
天体観測をするつもりで望遠鏡などを持参して、堪能してみるのもおすすめです。
【冬キャンプの魅力③】焚き火の火を囲む
キャンプの醍醐味と言えばやっぱり焚き火です!
暖を取るとともに静かなキャンプ場にパチパチと響く薪の音を聞くのもなかなかない体験です。
友人や家族と火を囲んでいる時間はとても楽しい、優雅な時間になります。
【冬キャンプの魅力④】暖かい料理
家族や友人と集まって暖を取りながらの食事は格別です。特に寒い日に食べる鍋は格別に美味しいです。
土地ごとに直売所など季節の野菜が販売していることがあるで、その野菜をたっぷり使って鍋をするのがおすすめです。
冬野菜には体を温めてくれる効果もあります。
焚き火で温まりながら、鍋料理で身体の中からポカポカなんて冬キャンプだからできる体験ですね。
そんな非日常のなかならいつも以上に会話が弾んでしまいそうです。
また冬場は食材も傷みずらいので色々なものを持ち寄れ作ることができます。
【冬キャンプの魅力⑤】虫がいない
虫が苦手でキャンプには興味があるけど行けないって人は結構いますよね。
夏のキャンプでは虫が多いので敬遠されがちですが、冬キャンプなら虫はいません。
虫が嫌いな人にとっては安心してキャンプを楽しめるのが冬キャンプです。
【冬キャンプの魅力⑤】冬遊び
冬といえばスキーやスノーボードなどさまざまな楽しみがあります。
キャンプ場に雪があれば、雪合戦やカマクラ作りしたりと子供とも一緒に遊べそうですね。
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冬キャンプの注意点
冬キャンプには魅力がありますが、注意点も多くあります。
冬キャンプを楽しむためにも特に注意してもらいたい注意点をご紹介します。
【冬キャンプの注意点①】暖房器具使用する場合
キャンプ中は非常に寒いので、暖房器具は必須アイテムです。
薪ストーブや石油ストーブなどを使いテント内を暖めたりする人もいます。
しかしテント内で暖房器具を使用する事は一酸化炭素中毒を引き起こす危険があります。
一酸化炭素チェッカーなどを使えばテント内の一酸化炭素の値が上がったときにアラーム鳴り、一酸化炭素中毒を防ぐことが可能です。
就寝の際は、必ず換気が良い状態で就寝するように気をつけましょう。
またストーブをテントに近づけすぎると燃えたり溶けたりして穴が空いてしまう危険性があります。
テントとの距離をほどよく離して使用しましょう。
冬キャンプを楽しむためには薪ストーブや石油ストーブは必須です。使用に十分注意しましょう。
【冬キャンプの注意点②】テントの底冷え
夏のキャンプと違って、冬のキャンプのテントの底は地面からかなり冷えます。
衣服など厚着しての寒さ対策は万全と思っても、いざ横になると背中が寒くて全然寝られなかったりします。
特に明け方は寒さのピークになるので、就寝前には過剰なくらい暖かくしておきましょう。
手軽に取り入れられるのが厚みがあって暖かい銀マットです。
コットやエアーベッドを使って就寝すれば、直に寝るよりも冷えを和らげることができます。
シュラフの中にホッカイロを入れるだけでも暖かく感じて寝ることができます。
寒さの感じ方には個人差がありますが、寒さに耐えながらではなかなか就寝できません。
冬対応のシュラフはほかのシーズンに比べて高価ですが、あるのとないのとでは快適さが全く違います。
冬キャンプにはコットが必須
シュラフだけでは、地面の冷たさに影響を受けてしまう可能性があります。
冬キャンプで、地面に何も敷かずに眠りにつくのはとても危険です。冷気で体温を奪われてしまうので、必ずコットを用意していきましょう。
コットについてはこちらを参考にしてください。
【冬キャンプの注意点その③】結露対策
外気と内気に寒暖差があると発生してしまう結露ですが、テント内側に発生するとテント内部に雫が滴り落ちテント内が濡れてしまいます。
またテントの中の熱も逃がしてしまいます。
結露の発生を避けるために、こまめな換気、シュラフをテントの内幕から離すなどして対策をしましょう。
【冬キャンプの注意点④】カイロの使用方法
就寝時などカイロを使用する場合は長時間の使用は避けましょう。
長時間使用したり肌着等に貼ってそのまま寝てしまうと低温火傷になる危険があります。
カイロは誤った方法で使うと火傷などのトラブルになりかねないので、十分注意しましょう。
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冬キャンプはやっぱりハードルが高い?
冬のキャンプの大敵は「寒さ」と「雪」です。準備なしの冬キャンプは非常に危険です。防寒対策は万全にして、冬キャンプにチャレンジしましょう!
キャンプだけのためにアイテムを購入するのはもったいないという方は、レンタルをするか家の中でも使えるアイテムを選びましょう。
防寒対策は妥協せずに、しっかりと準備してくださいね。
冬用シュラフや防寒着、天体望遠鏡など購入に悩む人はレンタルしてみてはいかがでしょうか?
冬キャンプの服装は?
標高の高い場所など、都会よりも気温が低くなりがちなキャンプ場では、普段より一層暖かい服装を心がけましょう!
保温性の高いインナーを着用しつつ、キルト素材を使用したウェアの上に、さらにダウンを羽織るなど、過剰なくらいがベストです。
おすすめのキャンプスタイルは?
冬キャンプで一番大切なのはなんと言っても防寒対策です。寒いと何をするのも大変ですし、命の危険もあります。
冬の寒さを和らげ快適にしてくれる「カンガルースタイル」のキャンプスタイルがおすすめです。
シェルターや大型テントの中にインナーテントを入れる形で、まるでカンガルーの親が子供をお腹の袋に入れているみたいなことからそう呼ばれています。
二重の構造で保温機能が高いので、しっかりとした防寒対策になります。
カンガルースタイルについてはこちらで紹介していますので参考にしてください。
>>カンガルースタイルがおすすめ! これで冬キャンプを楽しもう!
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炊事場での作業は?
冬キャンプの炊事場での洗い物は苦痛に感じてしまいます。しかし冷たい水もゴム手袋をはめてしまえば冷たさはあまり感じません。
油物はあらかじめストーブなどで沸かしておいたお湯を使えば、簡単に汚れが落ちます。
冬は手荒れしやすいので、ゴム手袋と一緒にハンドクリームで手の保湿ケアをしてあげてくださいね。
冬キャンプを楽しもう!(まとめ)
冬キャンプには魅力がたくさんありますが、それ以上に危険なこともあります。
万全の準備を整え、是非冬キャンプにチャレンジしてみませんか?
また寒い朝起きてからのホットコーヒーは格別です。
缶コーヒーやインスタントでも美味しいですが、ドリップコーヒーは別格に美味しいです!
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冬キャンプと是非一緒にチャレンジしてみてくださいね!
>>ドリップコーヒーに必要なものは?キャンプで美味しく呑む方法
寒い季節にしか感じることのできない冬の自然の中には、キャンプ本来の自然と親しむことの魅力を感じさせてくれるのではないでしょうか。
冬キャンプにいきなり挑戦するのが心配な方はまず冬が終わっての春キャンプから挑戦してみてはいかがでしょうか?
冬ほどではないですが、寒暖差の激しい春先の夜も結構冷えるので、寒いキャンプを経験してみるのも良いですよ。
春キャンプについてご紹介しています。
>>春キャンプは寒さ対策が重要!知っておきたい防寒対策と注意点は?