寒い冬が終わり、暖かくなってくると行動しやすくなります。
春先はキャンプ場も人が少なく、初心者の方も人気のキャンプに行ってみたくなるのではないでしょうか。
しかし暖かくなってきたとはいえ寒暖の差が激しく、服装やテント内で寝るときの防寒対策は必須になります。
初心者は防寒に関して知識がないと、せっかくの楽しいはずのキャンプが嫌な思い出になってしまうかもしれません。
今回は初心者でもわかりやすい春キャンプのおすすめ防寒対策と注意点をご紹介します。
・キャンプに興味がある人
・キャンプを始めたい人
・春キャンプに行きたい人
キャンプを楽しむためにも対策や注意点などを参考に是非役立ててください!
春キャンプの魅力
春キャンプは人も少なく初心者でも始めやすい季節です。最大の魅力であり最高の楽しみ方が、花見とキャンプを一緒に楽しむ花見キャンプでしょう。
キャンプ場によっては桜の木を植樹していて花見を楽しみながらキャンプをすることができたりして人気です。
また虫があまりいないため虫が苦手な方でも気軽にキャンプを楽しめます。全く虫がいないわけではありませんが、夏キャンプに比べたらかなり少ないです。
春キャンプの注意点
昼夜の寒暖の差が激しい
日中暖かいとはいえ春の昼夜の寒暖の差が激しいです。地域や標高の高い場所で差が激しく、気温は10℃以上の差が出ることもよくあります。
初心者の方は経験がない分、自分が思っているよりも3〜5℃くらい低い気温を想定して、しっかりとした防寒対策をする心構えでいましょう。
体調不良を起こしやすい
春キャンプは昼夜の寒暖の差が激しく、よく体調不良などを起こす方が多いです。特に初心者の方は予想外の気温変化にその傾向が見られますので注意が必要です。
また春とはいえ夜間は冷え込む防寒対策を怠ると睡眠不足になり、体調不良のみならず帰宅時の運転に支障が出てしまう恐れがあるので注意が必要です。
春キャンプの防寒は命に関わる
春と言っても場所によってはかなり冷え込み、時期によっては氷点下まで落ちることもありえます。
暖房器具などを準備してもテント内もかなり冷え、命に関わる場合もあります。そのため春キャンプの防寒対策は必須です。
防寒対策の注意点
食事でかなり体感温度が変わる
春キャンプの防寒対策で重要なことの一つに挙げられるのが食事です。食事は体の中に入り、栄養を与えるとともに体温調節も可能な重要な項目です。
初心者は食事を軽視しがちなので特に注意が必要です。できれば体を芯から暖めることができる食事を心掛ける必要があります。
調理をやりたくない人や苦手な人はカップラーメンなどでも大丈夫です。しっかり体を温めることを考えましょう。
寝るときの防寒対策は必須!
春キャンプの寝るときの防寒対策は必須と言えます。しかし必要以上の防寒対策をしてしまうと逆に汗が出てしまい、逆に体を冷やしてしまう可能性もあります。
特に初心者方は、気温の変化と服装類を計算に入れて丁度良い防寒対策をして過ごすようにしてください。
防寒にはカンガルースタイルがおすすめ!
春キャンプの防寒対策におすすめのキャンプスタイルが「カンガルースタイル」です。シェルターや大型テントの中にインナーテントを入れる形で、まるでカンガルーの親が子供をお腹の袋に入れているみたいなことからそう呼ばれています。
二重の構造で保温機能が高いので春の昼夜の寒暖差にも効果的で、しっかりとした防寒対策になります。
カンガルースタイルについてはこちらで紹介していますので参考にしてください。
>>カンガルースタイルがおすすめ! これで冬キャンプを楽しもう!
天候による注意点
春先の天候は変わりやすい
天候が変わる気温も同時に変化し、暑いと感じたり寒いと感じることがあります。万が一雨に濡れてしまうと一気に体温が下がってしまいます。
気温の変化は体温にも直結してしまいますので、十分注意が必要です。
急に雨が降ってしまうと少し前までは暖かく感じたのに急に寒いと思ったりすることもあり、テント内であっても寒いと感じてしまいます。
晴天時であっても注意が必要
春キャンプは朝方は放射冷却現象が起きて急激に気温が下がり、時には氷点下まで落ちる場合もあります。
時間的に言えば朝方4時ごろから6時ごろまでが特に冷え、標高がある程度高い場所では霜が降りることもよくあります。
強風対策も必須
春キャンプは強風にも注意が必要です。場所にもよりますがキャンプ場を吹き抜ける風は強くなりがちです。
テント内に居る時でさえ風の影響で、寒いという感覚を覚えることがあるほどです。
また強風対策としてテントはしっかり固定しておかないとかなり揺れ、ペグが抜けてしまう可能性もあるので注意が必要です。
風対策にもなるタープは一人でも張ることができ、風も少し防ぐことができます。
タープについてはこちらを参考にしてみてください。
その他注意点
焚き火は火の粉が飛びやすい
春キャンプで防寒対策のひとつで焚き火をする方も多いです。しかし強風の影響で焚き火の火の粉が飛ぶことがよくあります。
火の粉がその場にとどまる程度なら問題ありませんが、風で舞い散ると服などの布製品に穴を空ける場合もあります。
またテントの近くで焚き火をしているときに火の粉が舞い散ると、テントに穴を空けることもあります。
テントは燃えにくいものですが、火の粉が直接表面に付けばその部分を溶かし、穴を開けてしまいます。
特に初心者は火の扱いに慣れていないので注意が必要です。
暖を取るには最適ですが、初めての人は火起こしが心配ですよね。
初心者でも簡単に火をつける方法を紹介していますのでこちらを参考にしてください。
キャンプ場を選ぶ時の注意点
山間部のキャンプ場は要注意!
春キャンプのキャンプ場選びで標高の高い地域や山間部は避けるようにしましょう。
景色は良く、空気もキレイで気持ちが良いのはわかりますが、標高が高い場所の昼夜の寒暖差は想像以上に非常に激しくなります。
特に初心者の方は十分な装備を持っていない可能性があるので、標高の高い地域や山間部は避け、標高が低いキャンプ場を選ぶ方が安全です。
命に関わる場合もありますので、必ず事前に環境を確認してから計画を立てるようにしましょう。
区画サイトのキャンプ場が安全
初心者であれば区画サイトのキャンプ場もおすすめします。区画サイトとは、あらかじめ指定されたスペースのみ使用可能なところです。
予約は必ず必要になりますが、テントが張れなくなるような心配はなく、ゆったり余裕を持っていくことができるところもおすすめポイントです。
AC電源などが用意されている場合は電気ストーブなど暖房器具なども使えるので比較的初心者でも気軽に楽しむことができます。
防寒対策をしっかりして春キャンプを楽しもう!(まとめ)
春キャンプには魅力がいっぱいです。しっかりと楽しむためにはしっかりとした防寒対策が非常に大切です。
事前の準備や下調べをして、しっかりとした計画を立てて春キャンプを楽しめるようにしておきましょう。
キャンプ好きの人なら誰もが憧れるのが「冬キャンプ」ではないでしょうか? でもやっぱりハードルが高く感じてしまいます。 「冬キャンプって本当にいいの?」、「初心者には無理でしょ?」と思う方も多いと思いま[…]